風物詩

この時期、帯広の街中にはバケツが並びます。
（特に夕方から朝にかけて）

さて、ここで問題。このバケツ達は一体何のために並んでいるでしょう！

>[答えあわせ]

正解はこちら。



え、これだけじゃ判らない？
実はこれ夜になると、中にろうそくが入ります。
これはアイスキャンドルです。

昔から、帯広人の寒さの楽しみ方のひとつです。

これを作る仕組みは至って簡単。
夕方に、バケツに水を張っておき、翌朝、バケツをひっくり返す。

夜中に外気温（平均で氷点下10度前後）が作用して、外気に接した部分の水面から
凍り始め徐々に外気に近い部分バケツの容器に接した水の部分が凍ります。
最終的に中央と底の部分の水を残して朝までに凍結するので
ちょうどキャンドルスタンドように中が空洞の氷が出来るというわけです。

そして上の写真のように日中太陽の陽にさえ当てなければ、外気が
ずっと氷点下なので解けずに維持し続けます。
また夜にろうそくを立てても内側がろうそくの熱が伝わる前に外気に冷やされてしまい
氷の内側はさして溶け出しません。


なお、寒さの楽しみ方の真骨頂、氷まつりが今週末あります。
このキャンドル（？）タワーはその余興の一つのようです。